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第27話 後宮審査会

Author: O.T.I
last update publish date: 2026-06-14 09:00:54

後宮のダンスホールに集う着飾った女性たち。年の頃はエステルと同じくらいの少女から、20歳手前くらいの者……うら若き乙女たちばかりだ。総じて皆、容姿も美しく纏う雰囲気には気品が感じられた。

(……やっぱり、私だけ何か場違いな気がする。何かチラチラ見られてるし)

先程まで闘志を燃やしていたエステルであったが、自分とは全く異なる毛色の女性たちを前にして幾分か冷静になったようで、再び違和感を覚えた。

そして先程エステルに対して集まった注目。あからさまに彼女に視線を向けている者はもういないが、今でも何度も覗うような気配は感じる。

神経の太いエステルも流石に居心地が悪そうで、早く試験が始まってほしい……と思っていた。

そんな彼女の祈りが通じたか、乙女たちが集まるダンスホールに新たな人物が入ってきた。少し神経質そうな顔をした年配の女性である。服装は、エステルを案内してくれたクレハと似たような格好。彼女と同じ王城の使用人の一人であろう。

その女性はドレス姿の集団の前までやって来ると、一礼してから口を開いた。

「大変お待たせいたしました。本日
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